震度5以上を数回経験した私による、災害対策まとめ。
こんにちは。ミニマリストkokoです。
災害の時は電気や水道、ガス、物流などが止まってしまう。分かってはいても、このご時世めちゃ不便ですよね。。
日本における「災害」とは、地震だけじゃなく、台風や、火山、落雷なども含みます。
今回の胆振東部地震で私の経験上役立った情報や学んだことをまとめます。
普段から命最優先の暮らしをする
2年くらい前、ふと「友人や家族との認識すり合わせが必要だ」と思い「災害来たらまずどうする?」という質問をしてました。
出てきた答えは
「窓から飛び降りる(下はアスファルト)(3階から落ちるならまだ死なないでしょ)」「なにも考えず寝る」
「防災バッグを持って旦那そっちのけで逃げる」「とりあえずテーブルの下で怯える」「震えて何もできないと思う」
など、人によってさまざまです(笑)
でも、そのどれもが「自分が生きている、動ける前提」の話であって、ガレキに挟まった。閉じ込められて呼吸が苦しい。タンスが落ちてくる想定をしていないんです。
実際にはあっという間に食器棚や食器、タンス、家具家電が崩れ落ちてきて逃げ場を失うことが殆どです。
私には床に落ちてる割れた食器と剣山の違いがわかりません。
もし今、このブログを読んでくださっているこの瞬間に震度7の地震が来たとしましょう。
あなたの立ち位置から(ベッド回りリビング周り)玄関を出るまでに、落ちてくるものはどのくらいあるでしょうか?
私が中学生の頃に体験した震度5強の揺れの際は、成人男性4人がかりで運ぶような食器棚が倒れて食器の9割が割れて使えなくなり、床は足の踏み場もありません。
「この家具は重いから倒れてこないだろう!」っていう家具が本気で全力で中身をまき散らしながら倒れてくるのが大地震です。
「まさかこんなことになるとは!!」が本気で起こるのが災害です。
まずは逃げる事よりも、自宅の避難経路を確実に作って維持してください。
リビングから寝室から、子供部屋から玄関(や窓)まで行く途中に落下物がゼロになるような部屋づくりに最善を尽くして暮らしましょう。
防災グッズの見直し
東日本大震災が発生して以来、日本全国で防災グッズをお持ちの方が急増している事と思います。
が、中身はどうなっていますか??
今回の地震により避難所へボランティアをしに行った私の感想は「バッグの中身のほとんどを活用できていない。活用できるモノがない」です。
私的な防災グッズは
ライト(懐中電灯など)、充電器、洗顔フォーム、歯ブラシ、ウェットティッシュ、ハンドタオル、ティッシュ、トイレットペーパー、1人1万円ほどの現金(千円札+小銭に両替済み)、消毒、ラップ、ガーゼ、テープ、ハサミ、ホッチキス、サウナスーツ、マスク
+食料、お水
です。余分に多く持ちすぎても移動の妨げ、無駄な持ち物になります。
大抵は、災害が起こる季節によって必要なモノが変わりますよね。
冬なら毛布などの防寒グッズ、夏なら熱中症対策品などそれらを季節に合わせてすぐに持ち合わせられるように、余裕を作っておくのです。
※雪国にお住まいの方へ※
札幌の避難所に行った時に備蓄庫を確認したところブランケットレベルの厚さ毛布(1人1枚)と、1つの体育館にストーブは家庭用2台だけ。普通の寝袋しか用意されていませんでした。冬に何か起こった場合は、想像以上に布団や簡易ストーブなど防寒セットの持ち寄りが必要です。避難所には床だけがあると思って行きましょう。
例えば、救急セットは何を用意していますか?
私のイメージ上で、避難をしなければいけないレベルの地震や水害が起こった時にできるキズというのがこちら
・ふくらはぎがガレキによりザックリ切れた!!
・タンスが落ちてきて10cmくらい切れた!
・骨折した!打撲した!
これらは普通サイズのバンソウコウでは補えません。
用意するならイソジンうがい薬(消毒用)、大きなのガーゼと、テープ、ハサミ、ホッチキスがあれば絆創膏レベルの小さな傷から大きな傷まで補える幅が広がります。
1つのトラブルに対して1対策ではなく、10個のトラブルに対して1つで対策できるようなモノ選びが重要です。
保管するときも、BOXじゃなく「白っぽい色のバッグやリュック類」に入れておきましょう。
停電中の照明
明るいうちに家電店やスーパーを回りまくっても電池が入手できなかった。手持ちの電池が無くなってしまった。は災害時絶対に発生する夜の明かりどうしようか問題ですよね。
まずは電気が通っている状態で事前にカメラなどで真っ白い画面を撮影しておき、スマホやデジカメ、iPad、パソコンに保存して満充電の状態にしておきましょう。(毎日心がけてね)
大規模停電で懐中電灯や電池がなくなった時に、フラッシュや懐中電灯機能ではなく白い画面を出したままにしておくことでお部屋を明るく照らすことが出来ます。
我が家では、相方と私のiPhone、iPad、PCを活用しました。Apple製品なら明るさ調整できるので便利です。
そして早く寝る事。眠れなくても目を閉じてゆっくり呼吸する事!これだけでも翌日の疲労感が全然変わってきます。
懐中電灯が買えなかった、電池が買えなかった方へ、
スマホやiPadのネットをあえて切断して
web 画面を出すと真っ白に近い画面となり、電池消耗を少なく照らすことができます。
ほか、機内モードや画面明るさ調整もお忘れなく!#停電北海道 #停電中 #停電 pic.twitter.com/JKGl7oWc7t— ミニマリストkoko@札幌 (@minikoko_) 2018年9月6日
女性用生理用品
実はわたくし、地震翌日になりました(白目)
先月から月経カップのお試しを始め、布ナプキンの購入を検討していたときのこと。
フォロワーさんから「不要なタオルとかを使うといいよ!」って教えて頂いてた・・!
というわけで避難中の隙間時間を使って布巾を自分に合った大きさに切って、適当に糸で縫い付けてみたら10枚くらいになったので
使用してみたところこれがいい・・!!
丁寧に縫わなくても、ざっくりしつけ縫いな感じでも全然大丈夫でした。(ずぼら全開 笑)
生理用ナプキンが不足の場合
タオルや洋服を適当な大きさや厚みにカットしてしつけ糸で縫い付けると簡易布ナプキンが完成します。水が出てる地域では洗って使えます。
出てない地域では、薄めに作って使い捨てることもできます。
綿素材の布であればなんでも使えます。#災害 #北海道地震 #生理用品— ミニマリストkoko@札幌 (@minikoko_) 2018年9月6日
洗顔を1本、防災バッグに入れておけば顔も体も酷く汚れた衣類も水が使えるチャンスがあれば1つで洗えます。
災害時こそパジャマで寝る
よくテレビで「すぐに外に出られる格好で寝る」「靴を履けるようにしておく」なんて報道されていますが私はお勧めしません。
ただでさえ「いつまたあの恐怖が襲ってくるのか」と不安で寝付けない時に、やっと寝られるタイミングで熟睡出来ないと体力の温存もなにもありません。
やっと眠れた10分間を爆睡できるパジャマで過ごすか、疲れの取れない服装で過ごすか。
起きた時の疲労感は雲泥の差ですよ!!
また人は、命の危機を感じた時「服だの靴だのなりふり構わず逃げる」はずです。あれだけゴロゴロ寝返りをうっても寝心地がよく軽いパジャマであれば、走りやすいでしょうな。
そして逃げた後も、いつまで続くかわからない避難生活が始まる可能性だってあります。
逃げられる+逃げた後も過ごせる体力が一番最優先!!
冷蔵、冷凍庫は絶対開けない
今回の大規模停電で一番困ったのは「食料の腐敗」です。
冷蔵庫、冷凍庫にあるものがみるみる食べられなくなっていく恐怖があったかと。
我が家では、停電中の3日間のうち冷蔵庫を開けた回数は3.4回、冷凍庫は1回も開けず。
開ければ開けるほど冷気が逃げていき、ダメになるまでの時間が短くなるからです。
IHの我が家では、どうせ火を使った調理ができませんので普段冷蔵しなくてもいいモノ、購入してきたモノから先に食べていき最終手段として冷蔵庫を開けるように決めていました。
私が「電気復旧の見込みナシ」という文字から思い浮かべた期間は1か月だったからです。
おかげさまで電気が開通した後に冷蔵庫を確認したところお肉はまだ凍っていて、腐っていた食品はゼロでした。
地震前日に購入した卵もひんやり冷たく残っていました。
冷蔵庫は最終手段として開ける これは実践してよかったです。
今すぐできることまとめ
まずは部屋の家具家電、モノを必要最低限まで捨てて避難経路と何が必要なのかすぐに判断できる余裕を確保しよう。
防災グッズは1つで何通りも使えるモノ選びを。
災害に関する知識を、実際の経験者から学んでおこう。
自宅での「まさかこんなことが起こるはずもない」を探して対策しよう。
屋内のことだけでなく、建物は木造か鉄筋か。
地盤の強さや付近の環境(大きな川が近く低いところにある、山のふもとに住んでいる、海が近いなど)にも目を向ける。
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※栄養学について書いている記事は、医療を否定するものではありません。
学んだことを、私自身に試した結果、個人的な体感を記すものです。
真似をされる場合は医師の判断を得たうえで、自己責任でお願いいたします。