地震時の備えNO1は非常食じゃない!身の安全に関するまとめ
こんばんは。ミニマリストkokoです。
大阪地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
次、いつくるかわからない恐怖や、目の前に広がるグチャグチャな部屋、水や電気も止まり、電話は繋がりにくくなったりなどとても不安な思いをされていることでしょう・・。
さて北海道は日本の中でも地震が多い地域で、特に南部、東部は起きすぎて危機感が薄れてしまうほど。逆に震度6や5クラスの経験が多く、私も2.3回経験しました。
一方、札幌へ来てからは地震回数が激減!そして友人や相方の「大きな地震の経験のなさ」からくる知識不足や、危機感のなさに驚かされた経験があります。
いざという時の明暗が分かれますので、まとめておきます。
早さが大事!
INDEX
体がないと、非常食も無意味
ネットを見ていると地震に備えて食料が!お水が!という記事をお見受けしますが、まずは身の安全を確保しないことには、それらは役立ちません。
用意すること自体が無意味なのではなく、用意する以上に「行動知識」にも力を入れてほしいということです。
経験した方はご存知かと思いますが、大きな揺れが起こった時、自分の想像以上に大パニックを起こします。
その場にしゃがみ込んでギャー!と叫ぶことしかできないレベル!
そこにガレキが落ちてきたりしたらまじでシャレになりませんので、しっかりと対応できるようにしましょう。
初めから大きく揺れる地震はない
昔、理科の授業で習ったかもしれませんが「初期微動」といってどの地震でも最初の小さな揺れ時間があります。
その時にどれだけ多く動けるかがとても重要です!!
じゃあその初期微動ってどんな揺れか?というと震度1、2くらい。もしくは「近くで大きなトラックでも通ったか?」くらいの振動です。
お~地震だ~このままおさまるかな~?なんて思ってたらグワングワン揺れるなんてこともあります。
そのまま弱い地震としておさまれば幸いですが区別がつかない分、毎回対応すべきです!
大きな揺れが起こってから、あれしなきゃこれしなきゃと動いてもほとんどうまくいきません。
では、どうしたらよいか・・まずは、小さな揺れの時に徹底してやるべきことから書いていきます。
何よりまず窓をあける
私は、震度1だろうが2だろうが、絶対に部屋の窓を網戸も含めて全開にします。
大きな揺れになってからではガラスが割れる可能性もありますので、あれ?地震?と感付いた瞬間に窓をあけましょう。
玄関のとびらはオススメしません。その理由としては距離が遠いこと、扉を開けて戻るまでの間に大きな揺れへ発展しケガをする恐れがある。
部屋から出られたとしてもエレベーターが止まっていたり、階段はパニック状態の人であふれていたり、降りてる最中に余震がきて更なるケガをまねきかねないからです。
次に火の元を止める
なにを定番なことをおっしゃる・・w
と、思ってしまうかもしれませんが、いざ地震が起きた時パッと思い浮かぶことは「逃げる事」なのです。
恐ろしいことにパニック中は火のことなんて後回しになってしまう方が多いのですよ・・。
人間の習性なのでしょうか?すこし時間が経ってから「あれ・・?火消したっけ?」と思い浮かぶのです。
窓あけと同時くらいに冬場の暖房、ガス台など止めましょう。もしくは窓を開けている間に、家族に消してもらうなどできる手分けを!
最後に洗面台、お風呂に水を貯める
水道は揺れ出してすぐに止まりません。水道管破裂などが起きなければ大体5分くらいのタイムラグがあるはずなので、その間に確保しましょう。
飲み水目的でなくとも、トイレや体を拭いたりするためなど様々な応用ができます。可能な限り確保するのが大切です。
この時、ボトルなどの容器に入れるうんぬんは考えず、排水口に栓をしてレバーを上げるだけ(浴槽や洗面に貯める)で十分です。
と、ここまでの工程を猛烈ダッシュで行なうのです。初期微動のうちに
カタカタカタ・・・・ん?地震か?の瞬間に、窓バーン!ストーブやガス、ピッ!(OFF)栓してレバー上げる!
時間にしておおよそ10秒くらいでしょうか・・
私の父は、経路確保するだけで窓ガラス割れるんじゃないか!ってくらいの勢いで開けるクセがありますw
それぐらい急いで対処しないと、この後来る大きな揺れに備えられないのです。
そして、だんだんと大きな揺れになってきたとき、大きな家具や家電をおさえにいきましょう。
我が家でいうと、冷蔵庫です。
先に避難経路の確保、水分の確保、火元の安全確保ができているのでおさえる事に集中できます。
最初はなかなか動く自身がないかもしれませんが、いざという時にポーンと出てくるでしょう!
1人知っているだけで変わる
数年前、震度4の地震が起きた時わたしと相方は家にいたのですが
あまり経験のない相方はパニックを起こして「おい!!こっちこい!!」とベッドの上から叫んでいました。
とうの私は「大丈夫。」と言って窓をあけ、テレビを抑え、相方に冷蔵庫を抑えるよう指示していました。
そしてその次の地震の時からは、相方とのチームワークが確立して窓開けてる間にストーブを消してくれたり勝手に動けるようになっていました。(驚)
揺れがおさまってから初めて防災グッズを取りに行きましょう。
家族の中で、家の中で、誰かひとりで良いのです。
なにから行動すべきかをしっかり頭に入れ、いざという時にサクッと指示出しできる人がいれば
「マドあけて!」と大声で伝えることで回りも我に返りやすく行動できるのです。
地震時、すぐに外へ出てはいけない
・電柱が倒れて、電線と共に落下し感電の恐れ
・水道管破裂に巻き込まれる恐れ
・塀が崩れてきて巻き込まれる恐れ
・地割れに巻き込まれる恐れ
発生当初の外はとにかく危険です。
まずは揺れがおさまるのを待って、テレビや携帯で津波の発生有無を確認したり情報収集をしたりして様子を見ながら外に出ましょう。
そして家族と連絡を取ることを忘れずに!
※地震の揺れがおさまった直後は比較的電話がつながりやすく、それから5分10分経過してから繋がりにくくなることが多かったです。
地震の時は、普段なんともないモノでも凶器に変ります。
実家では、出窓に置いていた鉢植えがぶっ飛んできたり、建付けの食器棚に入った大量の食器が全て棚の外に出て落ちてきたり、大きなタンスが倒れてきたり、部屋の隅にあったテレビが中央まで移動してたり・・
私が経験した震度6の地震では、早朝4.5時頃のことで寝ていました。
部活で鍛えられまくって誰にも負けない筋力を持っていたのに揺れで体が振られ、起き上がる事すらできなかったのです。
その間に聞こえる家が軋む不気味な音、モノが落ちて壊れる騒音・・。震える事しかできませんでした。
それからも何度か大きな地震を経験して「初期段階でいかに色々動けるか」が最も大切だと学びました。
食料や、飲み水は体の安全があってこそ。
その前に体の安全を確保する知恵をガッチリ付けましょう。
日頃からの備えも重要
非常食、飲み水の確保と、モノの捨て活、収納の工夫。
自分の頭より高いところにはなるべく収納を作らない。
作ったとしても重たいものを沢山置かない。
大きな家具や家電は自分たちで押さえられるだけの数にする。
そして食器の量、家具の量、靴の量、本などのモノの量が多ければ多いほど自分へ向く牙が鋭く長く多くなり、上記で上げた行動の全てを妨げます。
東日本大震災がきっかけでミニマリストになった方が沢山いらっしゃいます。
モノを少なくすることで災害時にも役立つのです!今後の身の為に手放しましょう。
どうか、お怪我がありませんように。
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※栄養学について書いている記事は、医療を否定するものではありません。
学んだことを、私自身に試した結果、個人的な体感を記すものです。
真似をされる場合は医師の判断を得たうえで、自己責任でお願いいたします。